ホーム » 無料ブログの基礎知識 » 本気でやるならレンタルサーバーも視野に
このサイトでは無料ブログの紹介を主として取り扱っていますが、レンタルサーバーとWordPressについても触れていきます。
思い切ってレンタルサーバーを借りてみる。というのもブログを運営していこうとする上で十分に選択肢のひとつとなりえるからです。
ひと言でお店を構えるといっても、お店の将来のビジョンがどこにあるかによって立地場所を考えて選んでいく必要がでてきます。
都市近辺の土地代が高いところ、駅前などの人通りが多いところ、もしくは逆に土地が安くて静かなところで…などなど選択肢があるでしょう。
ブログを自分のお店とする場合も同様で、自分のブログがお店であることを視野にいれて立ち上げたブログを、
はたしてどこまで盛り上げていくか。
どのくらいを目標にして運営していくか。
ブログを立ち上げる前に予めある程度明確にしていくと、どこに自分のブログを置くべきか少しずつ見えてくると思われます。
当然リスクやデメリット、失敗も少なからず発生します。
なるだけ気楽に運営していくのであれば無料ブログが十二分に役割をはたしてくれると思いますが、やる気・本気・根気しだいでは一歩先に進んだ別の選択肢(レンタルサーバー)もあることを、このページでは説明していきたいと思います。
無料ブログじゃいけないのか?
というと決してそんなことはなく、無料ブログも年々サービスに変化をかけてきており、ひょっとすると今現在の規約が大幅に変更されもっと自分のお店として運営しやすい無料ブログサービスを展開していくかもしれません。
無料ブログはなんといってもまず“無料”という部分がとても魅力的です。
また
◎すぐにブログを開設できる
◎ある程度機能が揃っているのでブログ運営がラクチン
◎ブログサービスからリンクがあるので開設したてでも人の目につきやすい
といった、ブログをはじめてすぐ感じとることができるメリットが豊富です。
では、無料ブログの良い部分に触れたところで厳しい部分も触っていきます。
長期的に続けていけて、なおかつ大きくしていくお店の運営を考えている場合に、無料ブログが「今のところ」おススメしにくい理由がここにあります。
レンタルサーバーの説明の前に、いくつか存在する無料ブログのデメリットについて先に述べていきます。
とても厳しい点からまずあげていくと「アカウント停止」があります。
無料ブログはそこのブログサービスの規約に基づいて続けていけるブログです。
ですので、規約に反したことをしなければ基本的には大丈夫のはずなんですが、「判断はあくまでブログサービス側にある」ということを念頭に置いておかなければなりません。
ブログサービスにもよりますが、“なにか”に抵触してアカウント停止=ブログの消滅が行われた場合に、ユーザー側はほぼ黙って受け入れる立場となります。
事前通達があるブログサービスもあるようですが、利用者数の多いブログサービスほど具体的な停止理由まで教えてくれない傾向です。
長い間盛況を続けていたブログがある日突然使えなくなるリスクが常にあるというのは、上手く軌道に乗っているブログ運営者ほど恐いものだということが想像に難くありません。
またもう一つのデメリットは「ブログサービスの広告」がこちらの妨げになる点です。
自分のお店の前に、お店の看板以外の看板が同じくらいのサイズでいっぱい立てかけてあったら…と想像すると、デメリットが次々と思い浮かんできますね。
「アカウント停止」の件は利用規約をきちんと守っていれば、消す・消さないの権限がブログサービス側にもあってもある程度は大丈夫。というものがあります。
しかしブログサービス側もユーザーに無料でブログ開設の場所を提供しているわけですから、どこかで自分たちの維持費・収入が必要になり、「ブログサービスの広告」は切り離せない存在です。
・有料版にする。
・ブログサービスによっては広告が消せる。
という無料ブログもありますが、よくよく確認してみるとモバイル、主にスマートフォンの広告は(たとえ有料版であっても)消えない。というところが多々見受けられます。
これはネットをスマートフォンで見る機会の方が、パソコンで見る機会よりも圧倒的に多くなっていることが理由に考えられます。
無料ブログでもパソコンで見る広告の方は消すことができるところがあるのは、そういった部分が多いに起因していることでしょう。
単純にアフィリエイトがダメだったり、アフィリエイトはできるけど厳しい制約があったりというところもあります。
無料ブログにはブログをお店として利用していく意味では超えられない壁が多すぎるのです。
そこで新たな選択肢として上がってくるのが
「自分でレンタルサーバーを借りてWordPressでサイトを作る」
になっていきます。
レンタルサーバーを借りて自分でブログを作ってしまえば、上記の問題を含む無料ブログが抱えているデメリットがあらかた解決されていくのです。
なぜWordPressなのか?
端的に言うと世界中の企業でも利用されている、多少知識が必要ながら比較的簡単にブログを形成できるブログシステムのソフトウェアだからです。
WordPress(ワードプレス)とは、無料で使うことができるブログ作成や運営のためのツールです
一般的にブログについては無料ブログサービスを利用することが多く、例えばAmebaやSeesaaなどを利用している方も非常に多くおります。
ただこうした既存のサービスの場合は様々な制約があり、テンプレートしか使用できずブログのデザインを自分の思うようにできなかったり、またアフィリエイトや独自ドメインに対応していないなど使い勝手が悪いことが多くあります。
一方でWordPressはソフトウェアになりますので自身で借りたレンタルサーバーにインストールし運営する事になり、無料ブログサービスのような制約を受けることはありません。
また容量についてもあらかじめ指定を受けることもなくご自身のニーズに合わせて各種レンタルサーバーから選ぶことができ、何より初心者の方でも簡単に使いこなせる使い勝手の良さも大きな特徴です。
WordPressはPHPにより動的にページを生成するのですが、拡張性に優れており更新作業も非常に簡単で、検索エンジンにも強くSEO(検索エンジン最適化)にも有用です。
ただ利用するにあたり一つ難点として挙げられるのは海外製のツールである点で、ネット上の関連情報も英語がメインであることが挙げられます。
もちろん日本語の情報も多くありますので基本的には、日本語で紹介された情報で解決が難しい問題については英語で調べることもあり、翻訳サイトを利用するなどやや手が掛かることもあります。
ブログを始める際には大きく分けてWordPressと無料ブログの二つの選択肢から選ぶことになるのですが、それぞれにどのような違いがあるか比較していきます。
まず無料ブログとはアメーバブログやFC2ブログなどを始めとして多くの企業から提供されているブログサービスを指しています。
サービスは大手から中小まで含めて数十種類以上と実に多くのサービスがあり、海外製ではBloggerやTumblrなどを始めとして国内でも広く知られたサービスがあります。
サービスの特徴としては名称にあるように無料で提供されており、初回の開設からその後の運営まで含めて一つのシステム上でパッケージを利用することができ、初心者の方でも手軽に利用できる点が大きな特徴です。
その一方でWordPressの場合は同じブログではあるものの、企業が提供しているサービスではなくブログシステムのことを指しており、まずこの点に大きな違いがあります。
システムは無料で提供されており、設置に際してはまず自分でレンタルサーバーを借りて、サーバー内にWordPressをインストールする作業から始まります。
双方を比較した場合の最大の違いとしては、WordPressは自身で運営することになりますのでブログ会社の都合で広告などが入ることもなく、完全にオリジナルブログを作成することができます。
ただ無料ブログより自由度が高い一方でデメリットもあり、システム自体は無料ですがレンタルサーバーを利用すれば費用が掛かり、カスタマイズするためにはPHPやCSSなどの知識も必要です。
ですのでレンタルサーバーも、はじめは漠然としていてもやっぱり良いところを選んでいきたいところ。
以下に紹介する2つのレンタルサーバーは数あるレンタルサーバーの中でも利用者数が多く、人気のレンタルサーバーとなっています。
ここではWordPressを始めるに当あたり、レンタルサーバー初心者でも使いやすい有名なサーバーを紹介します。
さくらインターネットは年からサービスをしているとても歴史の長いレンタルサーバーです。
通常プランでは、ライトプラン、スタンダードプラン、プレミアムプランの3つがありますが、WordPressを運営するなら、スタンダードプランがオススメです。
スタンダードプランは12ヶ月契約では、月額429円で使用する事が出来、容量も100GBと必要十分にあります。
また、さくらインターネットの長所は沢山ありますが、他のレンタルサーバーと比較して特筆すべき点は、一日の転送量です。
転送量とは、その名の通りそのプランに割り当てられた通信量で、これを超えてしまうと翌月までサイトが見られない(表示されない)状態になります。
通常、一日1GB程度が標準的なレンタルサーバーの転送量ですが、さくらインターネットはなんと一日80GBもあります。(スタンダードプランの場合)
多くの人が訪れる人気サイトを運営したかったり、多くのサイトを運営したい場合にはピッタリです。
ロリポップも有名なレンタルサーバーで、初心者から上級者まで使える、現在140万人以上が利用している超メジャーなレンタルサーバーです。
ロリポップの特色としては、ローコストで使用できるだけでなく、その価格帯以上のスペックを持っている事です。
例えばWordPressを使いたい場合、500円以上の価格帯が少なくないのですが、ロリポップは250円のライトプランからWordPressを利用する事が出来ます。
また、マルチドメインも50個と多めに対応しているため、50サイトのWordPressを運営する事が可能です。
1つ上のスタンダードプランでは、12ヶ月契約で月額換算500円ですが、独自ドメインが100個と一気に作成できるサイトを増やす事が出来ます。
さくらインターネットとロリポップの比較(スタンダードプラン)
さくらインターネット | ロリポップ | |
月額(12ヶ月契約時) | 500円/月 | 500円/月 |
容量 | 100GB | 120GB |
独自ドメイン数 | 20 | 100 |
WordPress | 可 | 可 |
MYSQL | 20 | 30 |
転送量 | 80GB/日 | 5GB/日 |
どちらもスペックは高いですが、比較してみると基本性能はロリポップの方にやや軍配が上がります。
ただ、転送量はやはりさくらインターネットの方が頭1つ抜けています。
大抵のサイトであれば「どちらでも良い」というのが正直な感想ですが、圧倒的な人気サイトを作りたいのであればさくらインターネットがオススメです。
レンタルサーバーのメリットを色々と書いてきましたが、どうだったでしょうか?偏にレンタルサーバーといっても、さくらインターネットやロリポップなどメジャーな所だけではありません。
例えば月額88円でWordPressが運営できるレンタルサーバーがあったり、逆にWordPress専用の、WordPress「しか」運営出来ない代わりに、超高速なレンタルサーバーなど色々な特色を持ったレンタルサーバーが存在します。
ここ(トクブロ)では無料ブログの比較を主に行っていますが、姉妹サイトとしてレンタルサーバーを網羅したレンタルサーバー比較サイトも運営しています。
レンタルサーバー比較 トクサバ!では個人向け、法人向けレンタルサーバー及びVPSを80社160プラン以上を比較しています。
また、実際に管理人がレンタルしているレンタルサーバーの、ドメインの設定の仕方、WordPressの設置の仕方、メールアドレスの作り方などを調べ、具体的なやり方の掲載をしています。
その他にやっている企画として以下のようなものがあります。
個人向け、法人向け、VPSにわけ、それぞれを一気に比較、検討するための一覧表を作成しています。
月額、初期費用、サーバー容量、転送量、ドメイン数、WordPress、MYSQLでそれぞれ一番良い条件のもの、自分にピッタリなものを探す事が可能です。
レンタルサーバー徹底リサーチでは、毎回レンタルサーバーに関するお題に答えてもらいグラフ化、考察などを書いています。
レンタルサーバーを借りる時に重要視している部分はどこか?レンタルサーバーでWordPressを使用したいとき、一番大事な部分はどこか?
現在利用しているレンタルサーバーの具体的なシェア調査、満足度調査など、レンタルサーバー選びに役に立つアンケートを色々と実施しています。
ドメイン(~.comや~.net)には日本語ドメインというものがあり、よりユーザーにわかりやすいサイトを作るための一環として人気があります。
ただ、多くのレンタルサーバーでは日本語ドメインはそのまま登録する事は出来ず、一度ピュニコード形式というレンタルサーバーに読み取れる形式にして登録する必要があります。
そのピュニコード変換をするツールをトクサバでは提供しています。日本語ドメインを取得した際に、こちらで変換すればすぐに使えるようになります。
その他、レンタルサーバー周りで出てくる専門用語や覚えて置いた方がいい基礎知識等、盛りだくさんで解説しています。
実際にレンタルサーバーを借りてみよう!と思った時の比較、検討にこのサイトがお役に立てば幸いです。
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